久しぶりにハマったドラマ「グランメゾン東京」
このトラマには成功するために必要ないろいろな考え方が散りばめられていました。
ミシュランの三星を取るほどでなくても、なにか目標を達成したい人には良い示唆を与えてくれるのではないでしょうか
才能が無いは言い訳
第3話
「鹿肉のロティとコンソメ」を開発中にオーナーシェフの早見倫子(鈴木京香)が、一緒に料理の開発を行っている尾花夏樹(木村拓哉)と相沢瓶人(及川光博)の料理に対する姿勢や情熱に圧倒されて、京野陸太郎(沢村一樹)と話していたときの会話
「私には料理の才能が無いから星が取れないと思っていたけど、単純に努力が足りなかったんだ」
才能が無いと言って、必要な努力をやめてしまうのは簡単
目標にたどり着くために必要な行動をやっていないだけ
ロチェスター大学のエドワード・L・デシ教授の動機づけに関する研究で明らかになった
「生まれながらの天才は存在せず、IQも関係ない。超一流/一流/二流/三流を分けるのは『練習時間と練習の質だけ』である。」
「夢や目標を達成するには1つしか方法がない。小さなことを積み重ねること」イチロー
努力なんて当たり前
第6話
見習いコックの芹田公一(寛一郎)が雑用ばっかりで一向に食材に触らせてもらえないことにフラストレーションが溜まり、店を辞めてしまうが、京野陸太郎(沢村一樹)に退職金代わりに「グランメゾン東京」のフルコースを食べた後、店の皆にライバル店の「Gaku」のオーナーに頼まれて「グランメゾン東京」のレシピを漏らしてしまったことを告白したときに尾花夏樹(木村拓哉)から言われた一言
「お前が、隠れて、魚屋の親父に頼んで鰆のさばき方を習っていたのは知ってる。でもな、そんなの当たり前なんだよ!」
目標にたどり着く人は、目的意識を持って、そこにたどり着くために必要な行動を起こしているということ
努力している自分に酔っているようではダメ!
そんなの当たり前なんです。
努力しているのに結果が見えない人は、努力している自分に酔っていないかもう一度確認してみてください。
「自分はこんなことして、彼奴等とは違うぜ!」ってなってないですかね?
素晴らしい成果を出す人からすると、そんなの当たり前なんです
アスリートが毎日トレーニングするのも
ミュージシャンが毎日練習するのも
彼らからしたら当たり前で、なんら特別なことではない。
「アップの時には全力で走るとか、早く来て個人で練習しているとか、そんなことは僕にとって当たり前のこと」イチロー
自分で考え試行錯誤する
同じ第6話
芹田公一(寛一郎)がレシピを他の店にばらしたことを告白し、謝る場面で、尾花夏樹(木村拓哉)が言ったセリフ
「うちの店で簡単に真似できる料理なんて一つも無い、ま、真似事でやってる店は腐るほどあるけどな、三星取るなら自分で本物を生み出すしか無いだんよ!お前はどっちだ?どんな料理人になりたいんだ?」
ミシュラン三星の定義は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」
真似事のレストランでは旅行してまで食べにくる人はいないですね
その店でしか食べれないなにか特別なものを生み出すには
自分で考え試行錯誤するしか無い
クラシック音楽なんて、基本的に同じ楽譜を元に演奏されているのに
奏者によって、全然違う
中にはこの人が弾くこの曲の演奏を聞く為に、旅行しよと思わせる特別な奏者もいるのです
先生に言われたことだけやっていたら、彼らはそうはなっていなかったでしょうね
常に自分で考え試行錯誤することが大切です。
「本物でないものはすぐに見破られます」イチロー
ワクワク楽しそう、挑み続ける
第7話
世界のトップレストラン50の発表を控えた一ヶ月前「グランメゾン東京」のライバル店「Gaku」のシェフ丹後学(尾上菊之助)と尾花夏樹(木村拓哉)が対面し会話した後、丹後学(尾上菊之助)が自分のレストランでこぼした一言
「トップレストラン50の発表を前にして、俺は毎日怯えている。でも奴(尾花夏樹(木村拓哉))は違った。世界中のフーディーや批評家から厳しいジャッジを受けるという時に楽しそうだった!」
第10話の最後
尾花夏樹(木村拓哉)が、今まで挑み続けて成功することができなかったマグロ料理に挑戦すると宣言したときの一言
「俺はまだフレンチには無限の可能性があると思う、もし寿司より旨い(マグロを使った)フレンチができたと思うと、ワクワクしない?」
一般人はそこへ立っどりつくためにやるべきことを考えただけで、心が萎えて諦めてしまいがちですが
こういう、成果を上げる人というのは、そこへたどり着くために行動するのは当たり前
もう、最初から自分がそれを手に入れたような気持ち(ワクワク感)で物事をスタートしている
そして、失敗しても絶対に諦めあず、様々な方法を試す
ドラマの中でも、一つの食材を使った料理を完成させる為に、いろいろな調理法や食材の組み合わせを試していることが描かれています
一つのやり方に固執せず、失敗しても柔軟に対応
そして、何よりそのことを楽しむ
「キャンプでいろいろと試すことは、ムダではありません。ムダなことを考えて、ムダなことをしないと伸びません」イチロー
「やってみて「ダメだ」と分かった事と、はじめから「ダメだ」と言われたことは違います。」イチロー
困難に立ち向かう
最終話
尾花夏樹(木村拓哉)が寿司屋でマグロ料理を試しているときのセリフ
これまで何度も挑戦して失敗しているマグロ料理に関して、他の店のスタッフから別の魚を使ったほうが良いと散々言われた後
「難しいから面白いんでしょ!」とキッパリ
大抵の人たちは、自分の居心地の良いところ(コンフォートゾーン)からなかなか出ることはできず
今までの繰り返し、すでに知っていることをやることに満足してしまい
難しそうだなとか、苦しそうだなと感じること、面倒臭いなと感じることには挑戦しません
ですが、こういう人たちは自ら困難に立ち向かって行く
とくにこの「面倒くさいな」という感情が本当に邪魔
なにか行動を起こそうとする際に
「面倒くさいな」と思ってしまう人は気をつけたほうが良いです
自分を信じる力!
最終話
尾花夏樹(木村拓哉)がグランメゾン東京を去る際に平古祥平(玉森裕太)を店に呼び出して会話する際のセリフ
「この店が(ミシュランの)星を持つようになったら、早見倫子(鈴木京香)もそのプレッシャー(星を持ったことによる)に悩まされることになる、その時、必要になってくるものって何だと思う?自分を信じる力、それと自分の料理で星を取ったっていう揺るぎ無い手応え」
若くして有名になった俳優や音楽家の多くがティーンになる頃には消えていってしまうのはここにあるような気がしますね
子供頃にはプレッシャーなんて感じずに、自然にできていたことが
大きくなるにつれて、プレッシャーを感じるようになってくる
でも、周りに言われることをやって、気づいたら今の自分が置かれている状態になっただけで
自分でいちからそこまで上り詰めたという手応えが無い
そこで周りからのプレッシャーに耐えきれず、
薬や酒に溺れて潰れてしまうハリウッドの子役が多いのはそんなことかなと思いました。
上り詰めた後、そこに居続けるのは本当に大変でプレッシャーのかかる状態だと思います
そこで必要になってくるのは
自分を信じる力
まとめ
努力では成功できません
成功する人にとっては、それは当たり前で、努力では無いから
自分が今やっていることに対して、努力していると思っている時点で、それは当たり前では無い
それに努力は辛い
当たり前のことは、息するのと同じようなもん、辛くもなんとも無い
いくら努力しても、楽しみながら当たり前のことをやっている人には勝てないです
そして、失敗してもめげずに自分を信じてやり続ける力
よく「小さな成功体験を積み重ねる」のが大切といろいろな自己啓発本などに書かれていますが、
私はそれより、失敗してもやり続ける粘り強さがもっと大事だと思います。
大体、物事の最初なんてほとんど失敗なんですよ。
そこで辞めてしまったら何も達成できません。
「生まれながらの天才は存在せず、IQも関係ない。超一流/一流/二流/三流を分けるのは『練習時間と練習の質だけ』である。」
「特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。」By イチロー
「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。」by 本田宗一郎(本田技研工業・創業者)
「9回失敗しないと、なかなか1回の成功が手に入らない」By 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長・教授)